ECサイトの過剰在庫はどのようなデメリットがあるのか?

 2018.12.27  ヤマトクレジットファイナンス株式会社

ECサイトを運営するにあたって注意しなければいけないことの1つが「過剰在庫」です。過剰在庫とは在庫を必要以上に保有していることを意味します。実は、この過剰在庫によって知らず知らずに経営が圧迫されているECサイトは少なくありません。

「在庫管理は経営そのもの」と言われるほど重大な業務です。本稿では過剰在庫のデメリットや在庫管理の大切さについて説明します。この機会に在庫管理への理解を深めていただきたいと思います。

在庫とは何か?

「在庫とは何ですか?」と聞かれて正解を答えることができる人は以外に少ないかもしれません。多くの人が「在庫=倉庫に置かれた商品」だと考えています。その考えは単なる事実であって、在庫という言葉の本質を捉えているわけではありません。実際には在庫とは「会社の資産です」と答えられる人が正解になります。

改めて言うと在庫とは会社の資産です。在庫にある商品が売れることで初めてキャッシュ(現金)が入り、会社はそれをもとに経営活動を行っています。つまり在庫とはヒトやカネといった経営要素と同じように、経営活動を推進していくためのガソリンと捉えるものなのです。

そのガソリンが大量にあり、消費しきれない状態が続くとどうなるのか?そう考えてみると、過剰在庫が経営にとって如何に悪影響なのかが何となく理解できるのではないでしょうか。

過剰在庫のデメリット

在庫を過剰に持つことのデメリットを1つずつ解説します。

廉価販売や廃棄により収益悪化

ほとんどの商品には、その時々のトレンドというものがあり、適切な販売タイミングがあります。在庫を過剰に持っているということは販売タイミングを逃す在庫が多くなり、ゆくゆくは廉価販売されるケースが大半です。さらに、消費期限がある商品の場合、売れ残った在庫は最終的に廃棄しなければいけません。これにより会社の収益が悪化するのです。

資料ダウンロード

ビジネスは仕入れ値や製造コスト以上の価格で販売するから成り立ちます。廉価販売が増えて利益率が低下すれば、経営は徐々に圧迫されていきます。

経年劣化による無収益化

モノは時間の経過と共に必ず劣化します。経年劣化した商品は、その商材によっては売り物にならないため、廃棄することになります。そのため廃棄した分は無収益ということになり、これも経営を悪化させる大きな原因です。

保管スペースが必要になり管理費用が増加

在庫を抱えるためには保管スペースが必要です。スペースに余裕があるからといって在庫をどんどん保管していくと、通路に在庫を置くようになったりして作業効率や管理精度が低下します。在庫点数が多くなるほど人員も配置しなければいけないので、管理費用が増加するといったデメリットがあります。

付加価値を生まない作業が発生

在庫には必ず運搬が伴います。仕入れ先から倉庫へ、倉庫から在庫置き場へ、倉庫から販売店や消費者へ、売れ残った商品は販売店から倉庫へと運搬されます。在庫点数が多くなると売れない商品を移動させて在庫スペースを確保しなければいけません。さらに、運搬以外にも在庫点数を数えるといった作業も発生します。これらの作業はすべて付加価値を生まないものです。そのため、作業数が多くなるほど無駄が多くなり、管理コストが大きくなってしまいます。

在庫維持費用が必要以上にかかる

在庫管理のために倉庫を借りている場合、倉庫の賃料が必要ですし、自社で倉庫を持っている場合も光熱費や保険料、固定資産税等がかかります。さらに、在庫管理には必ず人件費や管理費がかかり、在庫を廃棄するためにも処分費用等がかかります。つまり過剰在庫は会社にとってコストでしかなく、余った在庫が多いほどそこには多大なコストがかかっているのです。

在庫はいったん持つことで維持・管理・処分するために様々な費用がかかるため、「在庫は持っているだけでコストになる」ということをぜひ念頭に置いていただきたいと思います。

経営キャッシュフローが悪化する

過剰在庫が最終的にどういったデメリットを発生させるかというと「経営キャッシュフローの悪化」です。前述のように在庫とは会社の資産であり、会社の現金が形を変えたものです。つまり、在庫点数が多いほど自由に使える資金が減ることになり、在庫の廉価販売や破棄が増えるほど資金が減少します。しかし在庫を最小限に抑えてキャッシュとして資金を持って入れば、流動性も高いので投資やお客様への還元が可能になり成長のチャンスが多くなります。

在庫として会社の資本を固定化するということは、そこにリスクが伴っているのです。経営の基本は「可能な限り資本の固定化を避けてキャッシュフローを改善すること」です。そうすることで積極的な事業投資が行え、会社の収益を確保することができます。

いかがでしょうか?「在庫は会社にとってのガソリン」と例えましたが、過剰在庫を持つことは「ガソリンが腐ってしまう」という表現では足りないほど多くの悪影響をもたらします。過剰在庫の悪影響はECサイトに限った話ではないので、在庫管理を徹底して適正化を図ることが本当に大切です。

[RELATED_POSTS]

適正在庫を維持するためには?

過剰在庫を防ぎ、かつ在庫不足を避けて販売機会を最大限生かすためには適正在庫を常に維持することが大切です。

そのために何ができるのか?理想は市場需要を確実に予想して、商品ごとにいくつ在庫を持てばよいのかを把握し、仕入れ業務や生産とスムーズに連携することです。しかしながら、ECサイト運営ではこれが難しい傾向にあります。

その理由が「在庫管理以外にも注力しなければいけない仕事がある」ことです。大規模なECサイトでない限り、運営は少人数で行われる場合がほとんどです。従って、請求業務や商品情報登録業務、サイト運営業務、集客業務などECサイト運営に欠かせない業務に追われて在庫管理がおざなりになっているケースが多々あります。

そうした環境で大切なのは適宜アウトソーシングを活用して在庫管理を徹底できる体制を整えることです。たとえばヤマトクレジットファイアンスが提供する「クロネコ掛け払い」は、ECサイトにおける決済業務をワンストップでアウトソーシングできます。

BtoB(企業間取引)向けECサイトに欠かせない掛け売りシステムでは、請求管理や与信管理といった負荷の大きな業務があります。ECサイト運営のための少ないリソースでこれらの業務に集中し、在庫管理を適切に行えていないことがよくあります。

クロネコ掛け払いなら取引先の与信調査から請求管理まで行い、取引先から代金が支払われるまでのプロセスを完全にアウトソーシングできます。さらに取引先から期日までに代金支払が確認されなかった場合は、ヤマトグループがその代金を100%保証し、期日に入金します。つまりBtoBによくある代金未回収リスクをゼロにしつつ、在庫管理に集中できるというわけです。

もしも現時点で、過剰在庫が少しでもあるのならば早急に対処することをおすすめします。在庫管理にまわるリソースが足りないというのならば、他のコア業務をアウトソーシングして在庫管理を徹底できる体制を整えましょう。請求管理等の業務をアウトソーシングする際は、クロネコ掛け払いをぜひご検討ください。

クロネコ掛け払いご紹介資料

EC業界のトレンド7選
クロネコ掛け払いご紹介資料

RELATED POST関連記事


RECENT POST「クロネコ掛け払い」の最新記事


ECサイトの過剰在庫はどのようなデメリットがあるのか?
New Call-to-action
New Call-to-action

RANKING人気記事ランキング

RECENT POST 最新記事

ブログ購読のお申込み
ヤマトフィナンシャル