決済代行サービスとは?導入のメリットと会社選びのポイントを解説

 2018.07.03  ヤマトクレジットファイナンス株式会社

 

決済代行とは、クレジットカードやコンビニ払い、BtoBの掛け払いなど、多様な決済手段を一括導入・管理できるサービスのことです

「決済手段を増やしたいが、各社との契約やシステム開発の手間が膨大で進まない」と悩んでいませんか?複数の決済会社と個別に契約・運用するのは、中小企業にとって大きなリソース負担となります。

そこで今回は、これからオンラインビジネスを展開したいBtoB企業が注目するべき決済代行サービスについてご紹介します。 

この記事を読むことで、決済代行を利用して業務負荷を劇的に軽減する具体的なメリットと、自社に最適なサービスを選ぶための3つのチェックポイントが明確になります。

BtoBにおけるオンラインビジネスの決済とは?

BtoBのECサイトの決済は、小規模な取引であればクレジットカード決済やコンビニ決済などでも可能かもしれません。

しかし、その購入規模が大きくなると掛け取引が必要になります。日本企業の商習慣では納品後に請求書を発行し、翌月等に支払う取引、つまり掛け取引が一般的です。


BtoBにおけるオンラインビジネスの決済においても、掛け取引に対応していないと商機を逃すことになりかねません。金額が大きくなればなるほど掛け取引は必要になるので、売上を伸ばしたい企業では掛け取引対応が必須ということなのです。


それでは、オンラインショッピングサイトで掛け取引を実装すれば良いのではないか?ということになりますが、掛け取引では、売り手企業には大きなリスクが潜んでいます。

商品を納入したにもかかわらず料金を払ってくれない可能性があるからです。買い手側が後日きちんと支払ってくれるのかを見極めるための与信や、請求書作成入金の確認といった多大な手間がかかってしまいます。


このようなリスクを排除したり手間を削減したい企業は「掛け払いサービス」を利用すると良いでしょう。この掛け払いサービスを利用することでリスクなく事業を拡大できるようになるのです。

 

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決済代行サービスがしてくれること

決済代行サービスとは、ECサイトを運営する企業と消費者またはその顧客の間に介在し、決済業務を代行するものです。といっても、決済手段自体はクレジットカードやコンビニ支払いなので、正確には企業とクレジット会社などの間に介在し、本来店舗が複数のクレジット会社などと個別にやり取りしなければいけない部分を代行しているのです。そのため、買い手である消費者からは決済代行サービスの存在を直接意識することはありません。

決済代行サービスを利用する最大のメリットは言うまでもなくクレジットカード決済やコンビ二決済など複数の決済方法に一括で対応できるという点です。前述のように消費者や企業のニーズを満たすためとはいえ、複数の決済方法に対応するには多くの手間と時間と費用がかかります。決済代行サービスを利用すればそうした手間と時間、費用を大きく節約でき、その分本業に専念することができるようになるわけです。

決済代行サービスの代行内容はおもに①契約、②システム構築・保守、③運用の3つです。

①契約

複数のクレジットカード会社やコンビニ決済などと契約するためには各社と異なる契約が必要です。たとえばクレジットカード会社と加盟契約をするためには、カード会社がWebサイト構成や商品・サービスの内容を確認し、様々な書面や資料を確認します。加盟契約を申請するとカード会社から要請を受けてWebサイトを調整するといった作業も必要です。決済代行サービスを利用すれば、用意する必要書類や記入する書類が一元化され、導入の手間を大幅に削減できます。

②システム構築・保守

システム構築および保守は最も工数と費用がかかるポイントです。決済代行サービスの場合はすでに構築済みのシステムを利用することで、自社独自の構築が不要の場合が多くなります。システムも代行会社独自のノウハウが反映されているので、使いやすく決済が管理しやすい環境が整っています。

③運用

システム構築後は障害などが発生しないよう継続的な運用が欠かせません。長期間で見れば初期投資よりも多くのコストがかかります。システム運用に関しても、ほとんどを代行会社が行うので、利用企業は手間をかけずに安定したシステムを利用できます。

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決済代行サービス選びのポイント

決済代行サービスのメリットは明確になりましたが、決済代行サービスはいくつも提供されています。では、数ある代行会社の中からどれを選べばよいのでしょうか。つぎに、決済代行サービス選びのポイントについてご紹介します。

ポイント①セキュリティへの対応

クレジットカード会社の国際セキュリティ基準であるPCI DSSに準拠していることはまず大前提です。その上で、代行会社がどういったセキュリティを実施しているかを確認しましょう。決済代行サービスでは消費者や企業のクレジットカード情報および個人情報という非常にデリケートな情報を扱うため、セキュリティは最も重要です。

ポイント②サービスの範囲を確認する

一口に決済代行サービスといってもその内容は様々です。クレジットカードブランド数や利用できる決済方法など細かな差がありますので、購入者の要望に合わせて確認する必要があります。
決済方法の実装や決済処理といった部分、システム面などの連携を含め、自社のオンラインビジネスの目的や課題などを整理した上で、最適なものを選びましょう。

ポイント③カスタマーサービスの充実

ECサイトを利用する消費者や企業から決済方法に関して問い合わせを受けるケースが多くあります。そうした際に対応するのはほとんどが代行会社です。もし代行会社の対応がよくないと、購入者が離れていき自社のビジネスにも影響が出かねません。決済代行サービスを選ぶ際は代行会社のカスタマーサービスにも目を向けて、その充実度や対応の姿勢なども視野に入れて選ぶことが大切です。

独自対応と決済代行の違い

多様な決済方法への対応を独自に行う場合と、決済代行を利用した場合の違いを色々な観点から比較していきます。

 

 

独自対応

決済代行

契約

・5大カードブランド(VISA、JCB、Master Card、American Express、Diners Club)の導入にはそれぞれと個別の契約を結ぶ必要がある

・クレジットカード決済もコンビニ決済も、すべての決済機関は審査基準に違いがあるため、各基準をクリアするのに手間と時間、コストが多くかかる

・5大カードブランドやその他の複数の決済方法に対応する場合も、申請書類を1式用意すれば代行会社が審査を進めていくれる

・審査をスムーズにクリアするために、申請内容についてアドバイスがもらえる

システム

・決済方法によって扱っているデータフォーマットや処理ルールが異なるため、1つ1つに対応したシステム開発が必要になる

・代行会社が提供する1つのシステムを導入するだけで、複数の決済システムが統合される

事務

・決済システムが複数存在するため、それぞれの管理画面を使用することで業務効率が下がる

・異なる決済方法も1つの管理画面から管理できるため、業務効率が下がらない

経理

・決済方法ごとに異なる締め日、入金サイクルがあるのでまとめて会計処理できない

・売上から手数料を引いた金額が同一日に入金されるため、入金サイクルを統一できる

システム

・システムアップデートには独自対応が必要で、ECサイトに影響を及ぼさない時間帯で計画を立てる必要がある

・決済方法を追加する際や、データ処理方法が変わった際は追加開発が必要になる

・システムアップデートは代行会社が対応する

・決済方法を追加したりデータ処理が方法が変わったとしても追加開発は要らない

費用

・各決済機関への手数料

・システム運用にかかる人件費

・各決済機関への手数料

・決済代行のサービス利用料

開発コスト

・システムをゼロから開発するか、パッケージ製品を購入するため開発コストは大きい

・予め開発されたシステムを導入するので開発コストは小さい


こうして比較してみると、多様な決済方法に独自対応するメリットはほとんどありませんね。ただし、かなり大規模なECサイトを構築する際は、決済システムをゼロから開発することが多く、かつ決済代行のサービス利用料を考慮して完全に独自対応する場合があります。

決済代行の実装種類

決済代行導入をシステム面から見ると2通りの導入方法があります。それが「SaaSタイプ」と「モジュールタイプ」です。それぞれの特徴について説明します。

SaaSタイプ

これは開発済みのシステムをサービスとして利用するタイプであり、「クラウドタイプ」や「ASPタイプ」とも呼ばれています。ちなみにSaaSとは「Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)」の略です。

SaaSタイプは導入にあたってソフトウェアをインストールしたり、インフラを見直したりといった作業が無いため、迅速かつ初期投資を抑えて導入できることが特徴です。さらに、決済システムは代行会社が中心になって運用されるので、ユーザー企業が運用にタッチすることはほとんどありません。

そのため急ピッチで決済システムを導入したい、立ち上げ予算が少ない、中小規模のECサイトで決済方法を充実させたい、運用に手間をかけたくないなどのニーズを持った企業におすすめです。

モジュールタイプ

モジュールタイプとはECサイトを構築している自社サーバーに、代行会社から提供されるモジュール(プログラムの集合体)を組み込み、決済システムを開発する方法です。そのためカスタマイズ性が高く、SaaSタイプとは違ってECサイトのコンセプトを前面に出すことも可能です。

決済画面を自由にカスタマイズしたい、決済処理に自社独自の機能が必要になる、既存システムと連携して運用したいといったニーズを持つ企業のおすすめです。

SaaSタイプかモジュールタイプか、どちらの決済方法が良いかは企業によって異なるので、その都度最適なタイプを選ぶことが大切です。

 

まとめ

BtoBビジネスのオンライン化が進む中、決済代行サービスの活用は、単なる「支払い手段の追加」にとどまらず、「請求業務の効率化」と「未回収リスクの排除」を同時に実現する強力な経営戦略となります。

自社で複雑なシステムを構築し、個別の与信管理や督促業務にリソースを割く必要はありません。決済代行(特に掛け払いサービス)を導入することで、①業務コストの削減、②販売機会の最大化、③キャッシュフローの安定、3つの価値を享受できます。

ビジネスを加速させるためには、バックオフィス業務の負荷を最小限に抑え、本業である営業活動やサービス改善に注力できる環境づくりが不可欠です。まずは自社の決済課題を整理し、最適なパートナー選びから始めてみてはいかがでしょうか。

たとえばヤマトクレジットファイナンスが提供する「クロネコ掛け払い」サービスでは、料金が回収できなくても全額保証してくれたり、請求書の発行や回収、与信チェックなど掛け取引に必要な全てを代行してくれます。 あわせてぜひご検討ください。

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