決済手段とは?いま必要な決済手段一覧

 2018.10.09  ヤマトクレジットファイナンス株式会社

ECサイトを通じてビジネスを展開するにあたって多様な決済手段を取り揃えておくことは大切な戦略の一つです。2015年に調査会社のネオマーケティングが実施したアンケート調査( 直近1年間でオンライン決済を行なったことがある全国の20歳~59歳の男女400人に聞いた「オンライン決済に関する調査」)によれば、「オンライン決済を行なう際、望ましい決済方法がなかったら購入をやめる?」という設問に対して25.3%が「やめる」と回答しています。つまり、多彩な決済方法を取り揃えていない場合、4人に1人の割合で顧客を失っていることになるのです。

幸いにも最近では、多様な決済手段を取り揃えることは難しい課題ではありません。たとえば、クレジットカード決済を実装するにあたってECサイトはクレジットカード会社各社が設ける審査を通過するという条件があります。各社によって審査基準が異なるため、一つ一つの審査に通るとなるとかなりの手間が発生します。そこで、クレジットカード決済代行サービスを利用することでその手間を大幅に軽減できます。

このようにECサイト事業者にとって身近になった多様な決済手段ですが、具体的にはどういった手段があるのか?今回その種類を一覧でご紹介します。

インターネットで完結する決済手段

Alipay(アリペイ)決済

中国の大手IT技術会社アリババグループが提供する国際的なオンライン決済サービスです。中国のオンライン決済の5割以上と、モバイル決済の8割以上を占めるサービスであり、中国市場を相手にした越境ECを展開する際は対応必須な決済手段でしょう。

Alipay決済は今年に入って日本市場への参入も初め、国内市場を対象にしたECサイトでも実装の利点が増えています。手数料が無料かつ電気やガスといった公共料金支払いにも使用できるという利点から、今後ユーザー数の増加が予測されています。

PayPal決済

クレジットカード決済を簡単かつ安全に提供する決済サービスです。ユーザーはPayPal決済でアカウントを作成し、クレジットカード情報を登録すれば購入の度にECサイト側に情報を提示せずとも決済を完了できます。世界2億人以上に利用されるサービスであり、日本でも徐々にユーザー数が増加している決済手段です。

クレジットカード決済

VISA、マスターカード、JCB、ダイナーズクラブ、アメリカン・エキスプレスなどの国際的なカードブランドをはじめ世界には様々なクレジットカードが存在します。前述したカードブランド5社への対応はECサイトとして既に必須事項です。

ただし独自に各社審査に通過することは手間が多いため、決済代行サービスを利用するケースが増えています。

仮想口座決済(バーチャル口座決済)

顧客ごとに重複しない口座番号を発行することで、各顧客からの入金に対する照合作業を大幅に効率化する決済手段です。「銀行消込」とも呼びます。毎月数百件の入金消込作業が発生したり、振込元が判別できないことが多いなどECサイトの銀行振込決済に関する様々なトラブルを解決できます。

資料ダウンロード

銀行振込決済(ネットバンキング)

商品を購入した顧客に振込先口座を連絡し料金を支払ってもらう決済手段です。銀行のATMから振り込まれるケースに加え、最近では個人でもネットバンキングが普及してきました。

銀聯(ぎんれい)ネット決済

中国全土の銀行が発行する銀聯カードを使用したオンライン決済サービスです。世界160ヵ国、約4,000万店舗、ATM約220万台をカバーしており世界発行枚数は60億枚を超えています。中国ではいわゆるデビットカードとして一般的に使用されるカードです。

日本のECサイトが銀聯ネット決済を実装する利点は「為替リスクが無いこと」です。中国銀聯側で人民元に換算し処理されるため、決済時の為替変動を考慮する必要がありません。

携帯キャリア決済

ドコモ、ソフトバンク、auなど各携帯キャリアが提供する決済サービスです。支払いは毎月の携帯料金に加算されるため、ユーザーは特にキャッシュカードなどを発行することなく支払いができるという利点があります。

口座振替決済

特定の口座から定期的に支払い料金を引き落とす決済手段です。定期購入商品などの際に有効で、ユーザーは毎回振り込み作業を行わなくても支払いができるという利点があります。

電子マネー決済

「Suica」や「PASMO」、「Edy」、「iD」などお金を電子データに変換してチャージし、ECサイトでの支払いにて適用する決済サービスです。電子マネーは「ポイントがたまりやすい」という点で利用するユーザーも多く、ECサイトに実装しておくとユーザーの取りこぼしがありません。
ただし、ユーザーがECサイトで利用するには電子マネー決済に対応したパソコン端末などが必要になります。

[RELATED_POSTS]

インターネットで完結しない決済手段

ATM決済

全国のATMにてメールなどで通知される支払いの為の番号を入力するだけで決済が完了するサービスです。ユーザーは振込み先を指定することなく番号を入力するだけで支払いが完了するため、手間を省けるという利点があります。

コンビニ決済

商品購入後、送られてきた払込票または支払番号にてコンビニで決済を行う方法です。最近ではコンビニ決済に対応したECサイトが多く、コンビニでの商品受け取りサービスも提供しています。

代金引換決済

配送業者と提携して商品お届け時に料金を支払ってもらう決済手段です。クレジットカードを所持していないユーザーや、銀行振り込みが面倒なユーザーなどはこの決済手段を使用することが多いでしょう。購入者の世代や性別によっては利用率が高まることから、実装しておくことをおすすめします。

払込票決済

商品購入後に払込票を送付し、郵便局など指定の機関で支払いをしてもう方法です。商品到着後に支払いをしてもらう「後払い」と、商品発送前に支払いをしてもらう「先払い」があります。商品の特性に応じて使い分けましょう。

BtoB決済で対応必須な「掛け払い」とは?

ここまでご紹介したのが一般的なECサイトで実装する決済手段です。では、BtoBビジネスやBtoB向けECサイトにて実装すべき決済手段とは何でしょうか?それはやはり「掛け払い」でしょう。

「クロネコ掛け払い」サービス概要

日本企業は「与信取引」が基本なので、商品を販売するタイミングと決済が発生するタイミングが異なります。一般的には一定期間内に発生した取引をまとめて期日までに決済してもらうという取引を行います。

売り手側にとっても買い手側にとってもメリットの多い決済手段ですが、「未払い」のリスクもあります。たとえば取引先が経営難に陥って支払いが遅れれば、自社もまたそれによって資金繰りが悪化し、最悪の場合経営難に陥る可能性があります。売上は立っているのに倒産してしまう「黒字倒産」は、こうした連鎖的な経営難によって起こります。

ヤマトクレジットファイナンスはこうした未払いリスクをゼロにする「クロネコ掛け払い」というサービスを提供しています。サービス利用企業の取引を管理し、さらには請求書の発行まで行うことでヤマトグループが一切の請求業務を管理し、支払い金額を100%保証します。

多様な決済手段があるなかでも、特にBtoB向けECサイトでは既存の商習慣に合わせた決済手段の実装と効率的な与信管理が非常に重要です。BtoB決済の請求管理や与信管理でお困りの際は、クロネコ掛け払いのご利用をぜひご検討ください。

New call-to-action

EC業界のトレンド7選
クロネコ掛け払いご紹介資料

RELATED POST関連記事


RECENT POST「クロネコ掛け払い」の最新記事


決済手段とは?いま必要な決済手段一覧
New Call-to-action
New Call-to-action

RANKING人気記事ランキング

RECENT POST 最新記事

ブログ購読のお申込み
ヤマトフィナンシャル