サブスクリプションとは?

 2021.04.06  ヤマトクレジットファイナンス株式会社

さまざまな業界で急速に拡大しているサブスクリプション。皆さんの身の回りでも魅力的なサービスが続々と登場しており、モノを買うのではなく「体験を買う」時代へと徐々にシフトしています。本記事では、このサブスクリプションとは何なのか?という基本的なことをお話ししたいと思います。

サブスクリプションとは?

従来のビジネスでは、モノ自体を販売して売上・利益を得るというのが一般的なビジネスモデルでした。また、モノを貸与して売上・利益を得るリースというビジネスモデルも古くから存在します。

サブスクリプションとは、これまでのビジネスモデルとは違いモノそのものを販売し貸与するのではなく、「モノによって生まれる体験を提供する」ビジネスモデルを指します。「それってリースと同じなのでは?」と思われる方も多いでしょう。

確かに、サブスクリプションは定期購買という形でモノやサービスを提供することから、リースやレンタルと混同されがちです。しかしそれらの間には明確な違いがあることを知っておきましょう。

サブスクリプションとリース(定額制)との違い

一定期間モノをレンタルし、その契約期間に応じて料金を支払うリースはサブスクリプションと同義に扱われることが多いです。しかし両者には明確な違いがあります。それは、サブスクリプションは「顧客の体験」にさらに踏み込み、顧客が必要としているモノを提供することや、顧客満足度を高めることを重点に置いていることです。

たとえば、料金プランを3つ以上に細分化して利用権の範囲を変え、顧客のニーズに可能な限り応える。サービスを休止可能にして都合が悪い時は休止し、いつでも再開できるようにする。無料のお試し期間を設けて実際にサービスを体験してもらう。などなど、顧客との関係性に着目し、継続的な関係構築を目指すのがサブスクリプションです。

このため、利用者は通常のリースを利用するよりも質の高いサービスを受けられる可能性が高く、さらには初期費用無料や安価な従量課金制なども魅力となっています。

サブスクリプションのメリット

新しいビジネスモデルとしてサブスクリプションを導入すると、利用者・企業でどういったメリットが得られるのでしょうか?

<利用者のメリット>

  • モノを所持する必要が無いため、スペースが確保できたり、いつでも他のモノに替えたりすることができる
  • 初期費用がかからないケースが多くサービスを利用開始するためのコストを抑えられ、利用のハードルが低い
  • 利用期間中は権限がある範囲で使い放題なので、使えば使うほどにコストパフォーマンスが向上する
  • ソフトウェアサービスの場合はインターネット経由で提供されるため、いつでもどこにいても使える
  • 利用規約に応じていつでも解約できる

<企業のメリット>

  • 利用者の新規利用ハードルを下げ、利用者の大幅な増加が期待できる
  • 継続的な売上を安定して確保できる
  • 利用者の情報や実際にサービスが使われた情報を統計し、モノやサービスの改善に役立てられる
  • デジタル・リアルを問わずさまざまな業界で導入できるため新しいビジネスモデルを確立できる

サブスクリプションのサービス例

  1. Dyson Technology +(ダイソンテクノロジープラス)
    月額1,000円から、ダイソンの家電を自宅で利用できるサブスクリプションサービス。掃除機、ヘアドライヤー、空気清浄機など人気商品がいつでも利用し放題なので、ダイソン家電を使ってみたい人に大注目です。短期間で解約した気に入った商品を購入すれば、お得にダイソンを利用できるかもしれません。
  2. MECHAKARI(メチャカリ)
    ファッション業界のサブスクリプションサービスであるMECHAKARIは、月額5,800円で新品・新作のファッションアイテムが借りられます。しかも、気に入ったアイテムを60日間続けてレンタルすると自分のものになるという画期的なシステムです。いろいろな服を着てみたい、実際に着てみて本当に気に入ったアイテムだけを購入したいという人々から人気を集めています。
  3. coffee mafia(コーヒーマフィア)
    月額3,000円からの料金を払うことで、1杯300円のラージコーヒーがいつでも無料で注文できます。さらに、対象ドリンクは240円引き、アルコール飲料は280円で注文できるのでカフェを頻繁に利用する人にとってはかなりお得に利用できるサブスクリプションサービスです。

サブスクリプションに取り組んでみる

サブスクリプション現在、中小零細企業が取り組む新しいビジネスモデルとしても注目されています。「ビジネスを素早く展開できる」という中小企業の強みを活かすことで、顧客との関係性を継続的に築けるようなサービスが実現できるでしょう。世の中には実にさまざまなサブスクリプションが存在するので、この機会に自社ビジネスのサブスクリプション化に取り組んでみてはいかがでしょうか?

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