業務用分割払い（ビジネスクレジット）とリースの違いについて

2024.04.26 ヤマトクレジットファイナンス株式会社

ビジネスクレジット（業務用分割払い・事業用割賦）の利点やリースとの違いについて知りたい方への情報をお届けします。

ビジネスにおける分割払いの重要性

ビジネスにおける分割払いは、資金管理の柔軟性を高めることができるため、事業拡大や新たな機会の活用にも役立ちます。支払いの負担を分散させることで、取引先との信頼関係を築くことも期待できるため、長期的なビジネスの継続にもつながる可能性があります。資金管理の重要かつ基本的な手法であり、効果的に活用することでビジネスの成長を支えることができます。

分割払い（ビジネスクレジット）とは

分割払い（ビジネスクレジット）は、物品の代金を一定期間に分けて支払う方式です。クレジットカードやビジネスローンを通じて利用されることが多いです。

分割払いの特徴：

所有権: 分割払いの場合、契約の初期段階から購入者に所有権が移ります。支払いが完了すれば、完全に自分のものとなります。
利息: 分割払いには利息が付くことが一般的です。支払い期間が長くなるほど、支払う総額も増えます。
支払い終了後: 分割払いが完了した後は、物品の所有権は完全に購入者のものとなり、追加の契約や返却の義務はありません。

分割払いは、長期間にわたって使用したい製品や、将来的に自分の資産として持ち続けたいものに向いています。

混同されがちなリース契約とは

一方リース契約は、リース会社から特定の期間、一定の料金を支払って物品を借りる契約です。

リース契約の特徴：

所有権: リース物品の所有権はリース会社にあります。リース契約期間中は、借りているという形になるため、利用する代わりに定期的なリース料を支払います。
メンテナンス: 多くのリース契約には、メンテナンスや修理が含まれているため、追加費用を気にする必要がありません。
リース終了後: 契約期間が終了した後は、物品を返却するか、再リースするか、または購入するオプションが提供されることが一般的です。

リース契約は、ビジネスで利用する機器や車両などに適しています。リース料は経費として計上できるため、税制上の利点もあるのです。

費用計上の違いと法人税額　

リースと分割払いでは、所有権の違いから費用計上の仕方も異なり、納める法人税額に大きく差が出る場合があります。
リースは、支払いを費用として計上し、法人税額を抑えることができます。
一方、分割払いは、商品の購入価格を資産として計上し、リースと比較し法人税額が高くなることがあります。