ファクタリング業者の選び方|違法業者・ヤミ金を避けて安心して資金調達するために

 2025.06.24  ヤマトクレジットファイナンス株式会社

中小企業の経営者や経理担当者の皆さま、資金繰りにお困りではありませんか?

「銀行融資は時間がかかる」「すぐに現金が必要」——そんなときに注目されるのがファクタリングです。

しかし、最近では違法業者や闇金まがいのファクタリング業者も存在し、消費者庁や金融庁も注意喚起を行っています。本記事では、安心して利用できるファクタリング業者の選び方を、専門的な視点からわかりやすく解説します。

そもそもファクタリングとは?|2社間と3社間の違い

ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング業者に売却し、早期に資金化する仕組みです。
銀行融資のような審査や担保が不要なため、スピーディな資金調達手段として注目されています。

ファクタリングには主に「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類があります。

種類 特徴 メリット デメリット
2社間ファクタリング 自社と業者のみで契約。取引先には通知されない。 取引先に知られずに資金化できる。スピード重視。 手数料が高め。債権回収リスクが業者にとって高い。
3社間ファクタリング 自社・業者・取引先の三者で契約。債権譲渡を通知。 手数料が安い。契約が透明でリスクが分散される。 取引先に知られるため、関係性に影響する可能性あり。

なぜ「違法業者」「闇金」に注意が必要なのか?

ファクタリング市場の拡大に伴い、違法なスキームを用いた業者も増加しています。特に注意すべきは以下の2つです。

給与ファクタリング

給与ファクタリングとは、個人が勤務先に対して有する給与債権を業者が買い取り、金銭を交付する仕組みです。一見すると「ファクタリング」と名乗っていますが、実態は給与債権を担保にした貸付に過ぎません。

このスキームでは、業者が給与債権を買い取る形を取るものの、高額な手数料が実質的な利息として機能しており、貸金業法に違反する可能性が高いとされています。

金融庁や消費者庁も違法な貸金業に該当するとして警告を発しており、利用者が法的トラブルに巻き込まれるリスクもあります。特に個人が対象となるため、強引な取り立てやプライバシー侵害などの被害が報告されており、絶対に利用すべきではありません。

偽装ファクタリング

偽装ファクタリングとは、債権譲渡契約を装いながら、実態は高金利の貸付である違法な取引です。
本来のファクタリングでは、債権が回収できなかった場合でも売主が責任を負わない「ノンリコース契約」が一般的です。

ノンリコース契約とは、売却した債権が回収不能になった場合でも、売主がその損失を補填する義務がない契約形態です。つまり、債権の回収リスクはファクタリング業者が負うため、売主にとって安心できる仕組みです。

しかし偽装ファクタリングでは、業者が回収リスクを負わず、債権が回収できなかった場合に売主に買戻しを強要するケースが多く見られます。このような契約は、見かけ上は債権譲渡であっても、実態としては貸付に該当し、貸金業法違反の可能性が高く、刑事罰の対象となることもあります。

以下のような特徴がある場合は、偽装ファクタリングの疑いがあります:

  • 債権の買戻しを義務づける契約
  • 手数料が著しく高額、あるいは安すぎる
  • 契約書が曖昧、または存在しない
  • 業者が債権回収リスクを負わない

契約書に「ノンリコース」と記載されていても、実態が貸付と同様であれば違法と判断される可能性があります。不安がある場合は、弁護士などの専門家に相談することを強くおすすめします。

違法業者の見分け方|こんな業者には要注意

  • 手数料が異常に高い(30%以上など)あるいは安すぎる(~5%など)
  • 契約書が曖昧、または存在しない
  • 債権の買戻しを強要される
  • 登録番号や会社情報が不明確
  • 「即日現金化」「審査なし」を強調

また、主に広告で出てくる比較サイトやランキングサイトにも注意が必要です。

これらのサイトにはアフィリエイト報酬が発生している可能性があり、意図的に偏ったレビューが掲載されている場合もあります。情報の真偽を見極めるためには、複数の情報源を比較し、公式情報や実際の利用者の声を参考にすることが重要です。

安心できるファクタリング業者の選び方【6つのチェックポイント】

  1. 登録・実績の確認
    金融庁や地方財務局に登録されているか、企業情報が明確か。
  2. ノンリコース契約かどうか
    ファクタリング契約には「ノンリコース契約」と呼ばれる形式があります。これは、売却した債権が回収できなかった場合でも、売主がその責任を負わない契約です。つまり、業者が債権の回収リスクを引き受ける形となり、本来のファクタリングの仕組みに則った安全な契約と言えます。一方で、回収不能時に買戻しを強要される契約は、実質的に貸付とみなされる可能性があり、違法な偽装ファクタリングに該当することがあります。契約内容をよく確認しましょう。
  3. 手数料の透明性
    手数料の内訳が明確で、相場と比較して妥当か。
  4. 契約書の内容
    債権譲渡契約書があり、法的に問題がないか。
  5. 審査基準の妥当性
    売掛先の信用情報を重視しているか。
  6. 口コミ・評判の確認
    GoogleなどのレビューやSNS、優良な企業が運営している比較サイト等を参考に。

まとめ|不安を解消し、正しく選べばファクタリングは強力な資金調達手段

ファクタリングは、正しく選べばスピーディかつ柔軟な資金調達手段です。
しかし、違法業者や闇金のリスクもあるため、業者選びは慎重に行う必要があります。

資金繰りに悩む中小企業の皆さま、まずは信頼できる業者に相談することから始めてみませんか?

安心・信頼の「クロネコ早払いサービス」とは?

「クロネコ早払いサービス」は、中小企業の資金繰りを支援するために設計された2社間ファクタリングサービスです。当社は、宅急便でお馴染みのヤマトホールディングス傘下の企業として、安心・信頼のブランドのもとサービスを提供しています。

本サービスには、以下のような安心してご利用いただける特徴があります:

  • ノンリコース契約:債権が回収できなかった場合でも、買戻しの義務はありません。
  • 明確な手数料体系:手数料の内訳が明確で、安心してご利用いただけます。
  • 上場企業グループによる運営:信頼性と安定性のある運営体制。
  • 中小企業支援に特化:スピーディかつ柔軟な資金調達をサポート。

健全で透明性の高い2社間ファクタリングサービスをお探しの方は、ぜひ「クロネコ早払いサービス」をご検討ください。


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